• 2010/01/07 掲載

日本オラクルとシステムフロンティア、IFRS対応の自動仕訳生成システムで協業

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システムフロンティアと日本オラクルは7日、国際会計基準(IFRS)への移行に必要となる複数の会計基準に対応した自動仕訳生成システムの提案で協業すると発表した。
 システムフロンティアと日本オラクルは7日、国際会計基準(IFRS)への移行に必要となる複数の会計基準に対応した自動仕訳生成システムの提案で協業すると発表した。

 日本基準と国際会計基準、さらにはその他の地域における会計基準に対応した決算書を同時に作成するには、複数の会計基準の仕訳生成と勘定元帳が求められる。

 そこで両社は、オラクルのERP製品「Oracle E-Business Suite R12」の会計アプリケーション「Oracle General Ledger」と自動仕訳生成アプリケーション「Oracle Sub Ledger Accounting」に、システムフロンティアが開発した既存の基幹系システムなど外部システムとの連携強化を可能にする機能を付加し、さらに複数会計基準仕訳パターンの設定を支援するツール「LASAI Booster」を組み合わせることを提案。

 LASAI Boosterには、業界を問わず一般的な企業で必要となる800種類以上の仕訳パターンを標準で装備。日本会計基準と国際会計基準の仕訳パターンの参照や差分の確認、各企業に対応した勘定科目の変換、仕訳パターンの変更・修正項目の確認や履歴保存なども行えるという。

 事前検証作業で、国際会計基準ならびに各国各地域の会計基準に必要となる新しい仕訳パターンが決定されると、金融業界における勘定系システムや製造業における受発注管理システムなど会計システムとのデータ連携が必要な他の基幹系システムにまで求められる改修要件や新たなインターフェース構造などが記載された仕様書が自動的に作成。この仕様書によって、基幹システムは新たな会計基準に対応するための改修作業を効率的に進めることができる。

 さらに今後、金融業界などで必要とされる特有の基準や、米国基準などその他の地域の会計基準にも対応する予定。

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