• 2011/02/22 掲載

北陸銀行、VMware Viewで1500台の仮想PC環境を構築 CO2を約4割削減

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ほくほくフィナンシャルグループ傘下の北陸銀行は、電子メールや掲示板の機能の基盤となる「行内イントラネットシステム」を構築し、稼働を開始した。また、デスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware View」で1500台の仮想PC環境を構築した。富士通が手がけた。
 ほくほくフィナンシャルグループでは、ICT戦略を「経営の効率化」における最重要課題として位置づけ、インフラ整備を推進。この取り組みの一環で、今回、北陸銀行では行内イントラネットを、電子メールや掲示板、通達、eラーニングなど、情報共有や業務の効率化、人材育成といった、さまざまな用途に活用できるICT基盤として刷新した。187の全営業店に設置していた212台のサーバ内のデータを、事務システムセンターにおいて3台のストレージシステム「ETERNUS」に集約した。

 「VMware View」による1,500台の仮想PC環境により、システム運用・保守の効率化、セキュリティの強化を図り、かつPC端末の追加などに左右されないシステム運用を実現。各営業所に設置された2,000台のPC端末から事務システムセンターのサーバ上にある1,500台の仮想PCを活用できる。さらに、サーバ台数を212台から54台に集約。富士通のブレードサーバ「PRIMERGY BX620」を採用した。

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VMware Viewによるクライアント仮想化システムのイメージ

 また、統合ID管理システム「PMaid ID Master」を導入。仮想PC環境と業務システムのID管理を統合した。さらに、仮想PCの操作を管理するミドルウェア「Systemwalker Desktop Keeper」を連携させてログを取得し、エラーや不正を発見するなど、セキュリティも強化した。スナップショット機能によるエンドユーザー主導のデータ復元などリストアの機能も充実させた。

 なお、今回の刷新にあたり、PC端末の追加や設置場所を移動する際に設定コストや時間がかかるといった課題を解決するために、次のような方針を策定していたという。

  1. データは営業店側では保持せず、事務システムセンターで一括管理を行うことにより、運用効率を向上。また、データのバックアップやリストア(修復)を容易に実行できるようにする。
  2. PC端末の追加や移動、障害時の対応を迅速に行えるようにし、かつコストの削減を図る。
  3. PC端末の環境にシステム運用が左右されないように、PC端末側で使用するソフトウェアは「VMware View Client」のみとする。
  4. 各システムにおけるIDの集中管理や、操作ログ収集などによるセキュリティの強化。

 今回の新システムでは、CO2排出量を従来に比べて、約4割削減することが可能になったという。

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