EMCジャパンは、これまでの技術では対応が困難と言われた非構造型のビッグデータを超高速に分析処理する次世代Hadoop「EMC Greenplum HD Enterprise Edition」(以下、Greenplum HD EE)を、日本で初めてリクルートが先行導入したと発表した。
リクルートは、2010年夏頃より、大規模データの分散処理が可能なオープンソースのHadoopを各部門においても取り入れ、評価作業を進めていた。その後、2011年初頭よりHadoopの使用を開始し、さらなる機能強化やTCO削減を求め、2011年8月より、「Greenplum HD EE」の早期出荷版の検証を実施。その結果、スピード、信頼性、使いやすさ、の3つの観点で「Greenplum HD EE」を採用した。
「Greenplum HD EE」を導入することで、オープンソースの「Hadoop」や他社のパッケージ製品と比較して、数倍の性能向上を実現し、データ移動の柔軟性や使いやすい管理画面など、運用管理機能の向上により、運用管理の簡素化を実現したという。なお、「Greenplum HD EE」の正式な出荷開始は、2012年初頭の予定。