• 2012/08/22 掲載

アマゾン、1GBで月額1円の激安クラウドストレージ「Amazon Glacier」を発表

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米アマゾンの子会社でクラウド事業を手がけるアマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は21日、データのアーカイブストレージサービス「Amazon Glacier」を提供すると発表した。1GBあたり0.01ドル(約1円)と、アーカイブ利用に特化することで価格を劇的に抑えた。
 AWSでは2006年3月からクラウドストレージサービス「Amazon S3」を提供しているが、「Amazon Glacier」はS3の堅牢性と信頼性を踏襲しつつ、アクセス頻度は低いものの、保管の必要性があるデータ向けに用意された安価なアーカイブストレージという位置付け。

 Glacierは堅牢性が高く、アーカイブあたりの年間平均で99.999999999%で保存するという。一方で、S3よりもデータを出し入れするスピードは劣り、アーカイブのダウンロードは3時間から5時間かかる。

 取り出しリクエストの価格もS3とは異なっており、月間の平均ストレージ容量の5%以内であれば、毎月無料で、それ以上の場合はGBあたり0.01ドルが取り出しコストとなる。

 また、S3は各オブジェクトに名前を付けることができる一方で、Glacierではコストを極限まで低くするために、各アーカイブはアップロード時にユニークなIDが割り振られるという。

 Glacierにデータを保存するには、ボルト(vault)と呼ばれるものを作成する。1つのAWSアカウントで1リージョンあたり最大で1000ボルト作成することが可能。ボルトを作成すると、あとはデータをアップロードする。各アーカイブは最大で40TBのデータを保存することができる。アップロードの高速化のために、マルチパートアップロードを行うこともできる。データはAES-256で暗号化されて保存される。

photo
GlacierのVaultの作成画面

 AWSでは、企業のIT部門では、電子メール、社内利用の共有ファイル、法的な記録、ビジネス文書など利用されていないにもかかわらず、一定期間保存が必要なデータの利用に最適としている。

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