- 2012/08/22 掲載
アマゾン、1GBで月額1円の激安クラウドストレージ「Amazon Glacier」を発表
Glacierは堅牢性が高く、アーカイブあたりの年間平均で99.999999999%で保存するという。一方で、S3よりもデータを出し入れするスピードは劣り、アーカイブのダウンロードは3時間から5時間かかる。
取り出しリクエストの価格もS3とは異なっており、月間の平均ストレージ容量の5%以内であれば、毎月無料で、それ以上の場合はGBあたり0.01ドルが取り出しコストとなる。
また、S3は各オブジェクトに名前を付けることができる一方で、Glacierではコストを極限まで低くするために、各アーカイブはアップロード時にユニークなIDが割り振られるという。
Glacierにデータを保存するには、ボルト(vault)と呼ばれるものを作成する。1つのAWSアカウントで1リージョンあたり最大で1000ボルト作成することが可能。ボルトを作成すると、あとはデータをアップロードする。各アーカイブは最大で40TBのデータを保存することができる。アップロードの高速化のために、マルチパートアップロードを行うこともできる。データはAES-256で暗号化されて保存される。

AWSでは、企業のIT部門では、電子メール、社内利用の共有ファイル、法的な記録、ビジネス文書など利用されていないにもかかわらず、一定期間保存が必要なデータの利用に最適としている。
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