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- 2018/08/08 掲載
Google Cloudのロードバランサー障害、原因は新機能に含まれていたバグ
ITジャーナリスト/Publickeyブロガー。大学でUNIXを学び、株式会社アスキーに入社。データベースのテクニカルサポート、月刊アスキーNT編集部 副編集長などを経て1998年退社、フリーランスライターに。2000年、株式会社アットマーク・アイティ設立に参画、オンラインメディア部門の役員として2007年にIPOを実現、2008年に退社。再びフリーランスとして独立し、2009年にブログメディアPublickeyを開始。現在に至る。
報告によると、原因はロードバランサーに追加された新機能にバグがあったことだとされています。
ロードバランサーがバックエンドと通信できなくなる
前述の通り、障害が発生したのは7月17日の12時17分(米国太平洋標準時夏時間。日本時間7月18日午前4時17分)。主な現象は、Google HTTP(S) Load BalancerがHTTPステータス502(不正なゲートウェイ)を返す、つまりロードバランサーがバックエンドのサービスと通信できない、というものでした。関連するサービスであるTCP/SSL Proxy Load BalancerとGoogle App Engineでも障害が発生しました。
ただしすべてのリクエストに対して502が返ったわけではなく、約33%から最大87%の割合でこの現象が発生していたとのことです。
502ステータスが返る障害は12時49分まで続き、またこの影響でキャッシュのヒット率が約70%低下。キャッシュヒットを含むすべてが正常に戻ったのは12時55分でした。
報告によると、Googleのエンジニアリングチームは障害発生の2分後となる12時19分にアラートを受けて対応を開始、12時44分に原因を究明して対策をデプロイしたとのことです。
テスト時にも導入時にもバグが発見できなかった
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