- 2022/11/30 掲載
ECB、損失の可能性を警告 債券購入や低額融資で
これらは景気刺激策としてインフレ率が非常に低かった過去数年間に実施された。
ECBやドイツ、オランダ、ベルギーの中央銀行などを赤字に追い込む可能性がある。
最終的に救済措置を求めざるを得ない中銀が出てくる可能性もあり、そうなれば中銀の独立性に疑問を呈し、納税者の反感を買うことになりかねない。
ECBは29日、ホームページに「われわれは利上げして(インフレと)戦わなければならないが、その結果、銀行に支払う金利負担が増える」とした上で「この場合、利益が減少し、損失が発生する可能性さえある」と記した。
皮肉なことで、財政面で最も慎重な国々の中銀が最も大きな打撃を受けることになる。それらの中銀はより多くの銀行の預金を抱えており、ECBに代わって購入した債券の利回りはゼロ以下だからだ。
オランダの中銀は政府による資本増強が必要となるリスクを公然と認めているが、その後にカーグ財務相は「まだ検討されていない」と表明した。
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