- 2022/11/30 掲載
英国債市場、まだ正常な状態に戻っていない=中銀総裁
9月下旬、トラス前首相の経済政策を嫌気して英国債が大幅に売られた。同総裁はこれについて「英国債市場の流動性が著しく低下した時期があったのは確かだ。現時点ではまだ正常な状態には戻っていない」と述べた。
また、市場混乱時にイングランド銀行が導入した国債市場安定化措置がトラス前政権の崩壊につながったとの見方を否定。「われわれは政府を崩壊させたわけではない。我々は金融安定化のために限定的な措置を取った」と述べた。
さらに、民間銀行の準備金に対し利払いをやめるべきとの意見に対し、「金融政策上の理由はない」として反対の立場を表明。全ての準備金に金利を支払うという現在の仕組みが、中銀による金利の変更を金融システムに確実に反映させるための最もシンプルな方法であると述べた。
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