- 2023/04/10 掲載
日銀新総裁、落ち着いた経済成長・物価目標達成期待=山口・公明代表
[東京 10日 ロイター] - 公明党の山口那津男代表は10日、前日に就任した日銀の植田和男新総裁について、「急激な変化ではなく、落ち着いた経済成長や物価目標の達成を期待している」と述べた。政府与党連絡会議後、記者団に話した。
山口代表は金融政策運営について「基本的にはこれまでの取り組みを継続し、金融政策の効果を活かしながら」と前置きしたうえで日銀新体制に期待を示した。
<維新との関係、是々非々で>
自民党内に異論もある性的少数者(LGBT)理解増進法については、5月の主要7カ国(G7)首脳会議前に成立を図るべきと述べた。「自民党内の一部にいろいろな主張があるが、おそらく党内合意形成が近づいていると推察する」と指摘。「経済界からの、理解増進では生ぬるい、差別をなくすべきが世界の潮流との厳しい声を政治が受け止めるべき」とも強調した。
9日投開票された統一地方選の前半戦を受け、公明党との関係を見直すと発言した維新の会との関係については「是々非々で対応する」と応じた。維新について「(大阪府議会・市議会で)過半数を得たということで、責任もそれだけ重くなる」とし、「地方自治の運営は幅広く市民の声を反映することが重要で、党派的関係をそのまま持ち込むのでなく、万博も控える中、責任ある対応を期待したい」と話した。
維新は奈良県知事選を制するなど党勢を拡大したが「関西以外では必ずしもそうでもない」と指摘した。
*発言の内容を追加しました。
(竹本能文)
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