- 2023/04/10 掲載
午後3時のドルは132円半ばで堅調、実需の円売り活発
ドルは朝方の安値131円後半から、仲値公示後の132円後半までじり高となった。きょうは実需の売買が集中する5・10日にあたり「輸入企業などのドル買いが優勢になった」(外銀)という。
円売りは他通貨にも波及し、ユーロも朝方の144円前半から後半へ上昇した。しかしきょうはイースター休暇のため、香港や豪、ニュージーランドなどが休場で、日本勢以外の取引は低調。仲値に関連した売買が一巡すると、円安圧力も低下した。
財務省がけさ発表した国際収支によると、3月は銀行勘定の外債投資が前月に続いて4兆円近い大幅な買い越しとなった。「上旬は高利回りだった米債の取得が活発で、中旬以降は米銀破綻を受けた債券価格の上昇に追随した買いが拡大したようだ」(国内証券)という。
2月の経常黒字は2兆1972億円と22年3月以来の黒字幅となったが、円相場に目立った反応はなかった。事前の市場予想は2兆5357億円の黒字だった。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 132.59/61 1.0898/02 144.51/55
午前9時現在 132.09/11 1.0911/15 144.14/18
NY午後5時 132.14/19 1.0900/04 144.15/19
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