• 2023/04/28 掲載

鉱工業生産3月は前月比0.8%上昇、自動車・半導体製造装置寄与

ロイター

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[東京 28日 ロイター] - 経済産業省が28日発表した3月鉱工業生産指数速報は前月比0.8%上昇し、ロイター予測同0.5%上昇を上回り2カ月連続のプラスとなった。生産予測指数は4月が前月比4.1%上昇、5月が同2.0%低下となった。自動車生産回復や半導体製造装置などの生産が寄与しており、同省は基調判断を「生産は緩やかな持ち直しの動き」に引き上げた。

<半導体製造装置に対中規制の影響限定的>

前月比で指数を押し上げたのは自動車(5.2%増)、半導体・液晶製造装置などの生産用機械(5.8%増)、せっけんなどの化学工業(4.3%増)など。

半導体製造装置について経産省では「対中規制による影響は現時点で限定的。他国・国内向けなど世界的な受注残もあり高水準の生産が続いている」としている。もっとも「受注残解消後は影響があり得る」とみている。

一方、半導体メモリなど電子部品は10.7%減、汎用・業務用機械8.2%減、無機・有機化学2.2%減だった。「メモリーの需要大幅減少は昨年秋より続いており回復の兆しみられない」(経産省)という。

<米利上げ一服後に物価上昇継続なら対米輸出に影響の可能性>

生産予測指数は企業の生産計画に基づくため上振れ傾向があり、これを考慮した4月の予測補正値は前月比1.8%上昇にとどまる見通し。

足元の企業マインドについて、同省では「海外景気下振れ懸念から企業マインドは弱気が続いている」としている。

米欧金融不安の影響については「現時点ではないが、米利上げ一服後、信用不安の残るなか物価上昇が続くならば、自動車や生産用機械の対米輸出に影響がありうる」(経産省)という。

(竹本能文)

*内容を追加して再送します。

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