- 2023/05/09 掲載
中国製EV、欧州自動車メーカーに最大のリスク=報告書
リポートは、政策当局者は中国から輸入される自動車に対する互恵関税によって試練に対応する必要があり、EV用電池の原材料となる鉱物の開発を強化し、中国の自動車メーカーに欧州での生産を許可するといった対策が求められると訴えた。
リポートによると、中国製EVの輸入は2030年に欧州連合(EU)の域内総生産(GDP)を240億ユーロ(0.15%)余り減少させる可能性がある。さらに経済の自動車への依存度が高いドイツ、スロバキア、チェコでは、中国製EVの輸入による影響はGDPの0.3─0.4%に及ぶ恐れがある。
リポートはまた、欧州はEVの輸入に門戸を比較的開いている一方、米国はインフレ抑制法(IRA)によって中国の自動車メーカーには厳しい市場になりつつあると指摘。IRAにより、欧州が中国製自動車の輸出の標的になっていると説明した。
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