- 2023/05/10 掲載
パウエルFRB議長への国民の信頼度、歴代最低水準に=世論調査
この調査は、4月3日─25日に米国の成人1013人を対象に行われた。誤差はプラスマイナス4%ポイント。
パウエル氏に「大いに」または「まずまずの」信頼を寄せているとの回答は36%にとどまり、グリーンスパン氏がFRB議長だった2001年にギャラップが年次調査を開始して以来、最も低い数値となった。
これまでの最低値は、2014年のイエレン氏(現財務長官)の37%だった。同年はイエレン氏がFRB議長に就任した最初の年だった。
パウエル氏は、2020年の新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)初期には、04年のグリーンスパン氏以降のFRB議長の中で最も大きな信頼を得ていた。信頼度は当時から20ポイント以上低下している。
信頼度の低下はインフレ率の急上昇と軌を一にしている。パウエル氏は当初、インフレを「一過性の」問題とし、FRBの対応がなくても解決すると考えていた。
信頼度が低下しているのはパウエル氏だけではない。
バイデン大統領の経済リーダーシップに対する信頼度は大統領就任以来最低の35%に落ち込んだ。昨年は40%、就任直後の21年は57%だった。
イエレン財務長官に対する国民の信頼は37%に低下した。前回、財務長官への信頼度調査を行った2年前には54%だった。
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