- 2023/05/16 掲載
追加利上げ必要に、市場予想ほどインフレ鈍化せず=アトランタ連銀総裁
[15日 ロイター] - ボスティック米アトランタ地区連銀総裁は、インフレ率が市場参加者が考えているほど急速に低下するとは思えないとして、年内の利下げは想定しておらず、逆に「上げる必要がある」との見方を示した。
CNBCに対し「適切な政策は、これまでの政策行動によって経済がどの程度減速するかを見守ることだ」と指摘。連邦準備理事会(FRB)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を現行の5.00─5.25%に引き上げるべきと数カ月前から考えていたと明かした。
インフレ率は「間違いなく」進展しているとし、4月の消費者物価指数(CPI)が前年比4.9%に鈍化したことについて「心強い」と言及。今後数カ月は政策当局者の望む方向に経済が進展するとした。
また「行動にバイアスがあるとすれば、私としては、引き下げではなく、もう少し引き上げる方向になる」と述べた。
リセッション(景気後退)は自身の基本シナリオにはないが、リセッションに陥ったとしてもその長期化、深刻化は避けられるとした。
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