- 会員限定
- 2025/07/28 掲載
3時間→30分に短縮!一般社員でも簡単に作れる「ノーコードAIエージェント」の衝撃
バークリー音大提携校で2年間ジャズ/音楽理論を学ぶ。その後、通訳・翻訳者を経て24歳で大学入学。学部では国際関係、修士では英大学院で経済・政治・哲学を専攻。国内コンサルティング会社、シンガポールの日系通信社を経てLivit参画。興味分野は、メディアテクノロジーの進化と社会変化。2014〜15年頃テックメディアの立ち上げにあたり、ドローンの可能性を模索。ドローンレース・ドバイ世界大会に選手として出場。現在、音楽制作ソフト、3Dソフト、ゲームエンジンを活用した「リアルタイム・プロダクション」の実験的取り組みでVRコンテンツを制作、英語圏の視聴者向けに配信。YouTubeではVR動画単体で再生150万回以上を達成。最近購入したSony a7s3を活用した映像制作も実施中。
http://livit.media/

「ドラッグ&ドロップ」でAIエージェントが作れる技術革新の衝撃
AIの世界で静かな変革が起きている。プログラミング知識がゼロでも、マウスを数回クリックするだけで高度なAIエージェントを作成できる「ローコード/ノーコードAIエージェント構築ツール」が急速に普及しているためだ。従来のAIエージェント開発には高度なプログラミング技術が必要だったが、この技術的障壁が一気に取り除かれつつある。最新のローコード/ノーコードプラットフォームの特徴は、視覚的なインターフェースによる直感的な操作性にある。ドラッグ&ドロップ機能やフローチャート形式のUIを通じて、技術知識を持たないビジネスパーソンでも、複雑なAIエージェントシステムを構築できるようになった。さらに注目すべきは、自然言語での指示により、エージェントの動作を定義できる点だ。

高度な事前設定と再利用可能性も、これら最新プラットフォームの特徴と言えるだろう。開発者がゼロからトリガー、ロジック、アクション、統合機能を構築する必要がなく、事前に用意された要素を選択・設定するだけで済む。この仕組みにより、時間、リソース、技術スキルが不足している企業でも、従来は実現困難だった高度なAIソリューションを導入できるようになった。
主要なローコード/ノーコードAIエージェント構築ツールは、大きく2つのタイプに分類できる。第1のタイプは、複数のAIが連携して複雑な業務を自動処理し、過去の作業履歴を記憶しながら学習を続ける高度なシステムを構築できる「AIエージェント専用ツール」。第2のタイプは「従来の業務自動化ツール」をベースとするもので、決まった手順に沿って作業を進めるシンプルなAIエージェントを作成できるもの。これはIT部門以外の一般社員でも扱いやすい設計となっている。
このような技術革新により、業務プロセスの自動化、タスク処理の効率化、さらには人間の相互作用の拡張や代替までが、以前とは比較にならないほど簡単に実現できるようになっている。 【次ページ】実務レベルで検証「3時間→30分」の業務効率化事例
AI・生成AIのおすすめコンテンツ
AI・生成AIの関連コンテンツ
PR
PR
PR