ＮＹ州製造業業況指数、5月はマイナス31.8に急低下

[ワシントン １５日 ロイター] - ニューヨーク連銀が１５日に発表した５月のニューヨーク州製造業業況指数は４２．６ポイント低下し、マイナス３１．８となった。ロイターがまとめたエコノミスト予想はマイナス３．７５だった。ただ、同指数は極めて不安定なため解釈が難しくなっている。

数値がゼロを下回る場合はニューヨークの製造業が縮小していることを示す。４月は３５．４ポイント上昇の１０．８だった。

ゴールドマン・サックスは、ニューヨーク州製造業業況指数が「２０２２年以降、特に不安定で、半数以上のケースで少なくとも２０ポイントも変動している」と指摘した。

新規受注は５３．１ポイント低下のマイナス２８．０、出荷は４０．３ポイント低下のマイナス１６．４だった。雇用は４月のマイナス８．０からマイナス３．３に上昇し、直近の低水準から脱したものの、依然として低迷している。

６カ月先の業況指数は４月の６．６から９．８に上昇した。