- 2023/05/16 掲載
米大手ファンド、第1四半期に地銀株買い増し ファースト銀破綻前
銀行株は3月の地銀2行の経営破綻に端を発する金融不安で急落するなど変動率が高まった。
3月31日時点の保有残高によると、運用資産が1000億ドルを超える米ヘッジファンド、ルネッサンス・テクノロジーズは同期にファースト・リパブリック株710万株を購入。経営不安に見舞われた同行は5月1日に破綻、2008年以降で最大規模の銀行破綻となった。
ルネッサンスが破綻前に同株を売却したかどうかは不明。株価は年初の120ドル前後から3月31日時点で13.99ドルに急落していた。
「世紀の空売り」で知られる著名投資家マイケル・バーリ氏が率いるサイオン・アセット・マネジメントはファースト・リパブリック、パックウエストを含む複数の地銀株を新たに購入。
米アダージュ・キャピタル・パートナーズもファースト・リパブリック株18万5000株を新たに購入した。
一方、米ヘッジファンド大手のブリッジウォーター・アソシエイツと英ヘッジファンドのマーシャル・ウェイスはファースト・リパブリックの保有株を全て売却した。
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