- 2023/06/02 掲載
豪、7月から最低賃金5.75%引き上げ 生活費高騰で
ロイター算出によると、最低時給は21.38豪ドルから約22.61豪ドル(15.34ドル)に引き上げられる。200万人以上の賃金に影響する。
FWCは声明で「今回の賃上げは現在の経済状況において合理的に正当化できる最大のものだ」とし、低所得者などの基本的経済ニーズを満たす能力に物価上昇が与える影響を踏まえたと説明した。
一部のエコノミストは、大幅な賃上げが他分野でも期待されるようになり、インフレ率を2─3%の目標範囲に戻すオーストラリア準備銀行(中央銀行)の取り組みが複雑になると懸念している。
第1・四半期の賃金の伸びは10年ぶり高水準となる3.7%を記録。中銀のロウ総裁は名目賃金よりも生産性の伸び悩みによる賃金上昇リスクを警戒している。
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