- 2023/07/10 掲載
米テスラ、より厳格な排出ガス規制をEPAに要望
EPAの提案は、2027年から32年にかけて排出ガスを56%削減し、新車に占めるEVの比率を30年までに推計60%に、32年までに同67%にする内容。これに対し、テスラは意見書で、32年に新車のEV比率を69%以上とする、より厳格な内容を要求した。
テスラは、EPAは早ければ30年にもガソリン車の廃止を義務付けることができるとし、「EPAの現在の提案よりも厳しい基準を設定することには、健全な法的根拠がある」と付け加えた。
同社はまた、EVに関するEPAのコスト予想は過大で、記録に裏付けられていないと指摘。バッテリーセルとパックのコストの急速な低下や、その他の効率化によって電池式EVの航続距離が大幅に延びている点を十分に考慮していないと指摘した。
一方、テスラを除くほぼすべての大手自動車メーカーが加盟する業界団体、米自動車イノベーション協会(AAI)は先週、EPAの提案は「合理的でも達成可能でもない」として、30年にEVの割合が40─50%となるよう要件の緩和を求めた。
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