- 2023/08/18 掲載
午前のドルは下落、対人民元の売り波及か スピード調整も
正午時点のドルは、前日ニューヨーク市場終盤からドル安/円高の145円半ば。
ドルは朝方の145円後半から前半へじり安となった。中国人民銀行が、この日の元の基準値を試算値より1000ポイント超元高に設定するなど、前日に続いて元安に歯止めをかける姿勢を見せ、対元でドルが売られたあおりを受ける形となった。
米カンザスシティー地区連銀が来週、ワイオミング州ジャクソンホールで経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を開くのを控え、週末を前に「持ち高調整な売りが入りやすい」(国内証券ストラテジスト)ことが響いた、との指摘もあった。
ジャクソンホール会議は、各国中銀首脳や著名な経済学者、エコノミストらが多く参加するため、市場関係者の注目が集まりやすい。米連邦準備理事会(FRB)によると、パウエル議長は25日午前10時05分(日本時間午後11時05分)から経済見通しについて講演する。
ドル/円は前日、9日ぶりに反落。今月7日から始まった連騰記録は8日間で止まった。直近の連騰記録は、昨年10月5日から20日にかけての12日間で、13日目にあたる21日に、政府・日銀は1日で5兆円超の円買い介入を実施した。
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