- 2023/08/18 掲載
午後3時のドルは小幅下落145円前半、持ち高調整の売り
ドルは朝方からじり安となり、午前の取引では一時、145.33円まで下落した。中国人民元が9カ月ぶり安値圏から大きく切り返したことで、ドルが幅広い通貨に対して弱含んだことも影響した。
マネックス証券のチーフFXコンサルタント、吉田恒氏は「ドル/円の日足の陰線、陽線の連続記録はさすがに10日前後が限界で、8連騰した後の調整がドルの上値を抑えたようだ」と指摘した。
ドル売りが一巡すると145円前半では下げ渋る展開となり、下値を探る動きは限定的となった。来週、米国ワイオミング州ジャクソンホールで経済シンポジウム(ジャクソンホール会議)を控え、「パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極めたいとの思惑も強い」(国内金融機関)ことから、様子見姿勢も強まった。
今後のドル/円の方向感については、「目先のドルが145円をキープできるかどうかが焦点になりそうだ」(マネックス証券・吉田氏)といい、145円台をしっかり維持すれば、再び上昇基調に向かう可能性があるとの見方が聞かれた。
一方、ジャクソンホール会議でパウエルFRB議長は引き締め姿勢を示すとみられるとの声もあり、「米金利が上昇すれば、素直にドル買いで反応するのではないか」(国内銀行)という。
※ユーロ/円のレートはからの時間足の終値に変更しました。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 145.34/145.37 1.0882/1.0885 158.19/158.24
午前9時現在 145.71/145.72 1.0872/1.0876 158.44/158.46
NY午後5時 145.83/145.85 1.0870/1.0874 158.54/158.58
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