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  • 女性トップ相次ぐ証券界=「多様性で新たな価値」

  • 2023/08/22 掲載

女性トップ相次ぐ証券界=「多様性で新たな価値」

時事通信社

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政府が東証プライム市場上場企業の女性役員比率を2030年までに30%以上にする目標を掲げる中、証券業界で相次いで女性トップが誕生した。インターネット金融大手マネックスグループで6月に清明祐子社長(45)、東海東京証券(名古屋市)では4月に北川尚子社長(55)が就任。清明氏は「多様性がないと新しい価値は生まれない」とし、性別や年齢、国籍にとらわれない企業文化を追求する考えだ。

清明氏は銀行などを経て、マネックスG入り。傘下のマネックス証券で、大手ネット証では初となる女性社長に就いた後、グループ社長に昇格した。仕事の質や生産性の高さを重視し、「時間で社員を評価すべきではない」と説く。自身も昇進に伴い担当業務は広がったが、働く時間を増やさずにこれまで以上に成果を挙げようと心掛けてきた。

「性別に関係なく平等に登用すべきだ」と主張する北川氏は営業畑を歩み、支店長、副社長を経て社長に就任した。女性進出には「トップが関与し、より声が上がりやすい環境をつくることが重要だ」と話す。

いち早く女性登用を進めてきた大和証券グループ本社は、6月の株主総会を経て、女性取締役の比率が35.7%に上昇した。今後は執行役員も含めて3割超にする方針で、女性向け研修を拡充するなど「管理職への意欲が当たり前になるようアプローチしている」(D&I推進室)。

女性取締役不在の企業には、機関投資家も厳しい視線を注ぐ。キヤノンの3月の株主総会では、御手洗冨士夫会長兼社長の再任への賛成率が50.59%にとどまり、驚きが広がった。

女性役員候補の仲介を手掛けるオンボード(東京)には、上場企業からの要請が増えているという。越直美最高経営責任者(CEO)は「取締役会での多様な議論を経て意思決定が行われるようになれば、革新や企業の価値向上につながる」と指摘している。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに答えるマネックスグループの清明祐子社長=東京都港区 〔写真説明〕インタビューに答える東海東京証券の北川尚子社長=東京都中央区

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