- 2023/08/24 掲載
米雇用者数、3月までの1年間の伸びを30.6万人下方改訂=労働省
労働省は国内の雇用情勢を正確に把握するため、年2回の改訂を行っており、今回が1回目。2回目の確報値は2024年2月に同年1月の雇用統計と同時に発表される。
発表によると、民間部門で35万8000人(0.3%)下方改訂された一方、政府部門では5万2000人(0.2%)上方改訂された。
オックスフォード・エコノミクスのリード米国エコノミスト、ナンシー・バンデン・ホーテン氏は「今回の下方改訂は労働市場の状況がわずかに冷え込んでいることを示唆しているに過ぎない」と述べた。
ホーテン氏の予測によると、22年4月から23年7月までの雇用者数の月平均の伸びは改訂前の33万2000人から31万3000人に減少する見込み。それでも新型コロナウィルスのパンデミック(世界的大流行)前の10年間の月平均の伸びのほぼ2倍に当たる。
労働省の発表によると、業種別の雇用者数の伸びは運輸・倉庫業で14万6400人(約2.2%)の下方改訂となった。続いて専門サービス業で11万6000人(0.5%)、民間教育・保健サービス業で8万5000人(0.3%)それぞれ下方改訂された。
一方、政府部門のほか、卸売業で4万7700人(0.8%)、金融サービスで4万7000人(0.5%)、小売業で3万8200人(0.2%)、建設業で3万人(0.4%)それぞれ上方改訂された。
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