- 2023/09/28 掲載
米耐久財受注、8月は予想外に増加 設備投資の勢い復活示す
予想外の増加はインフレ上昇に伴う価格上昇を反映したとみられるものの、景気の底堅さを示しており、第3・四半期初めに低迷した設備投資が再び勢いを取り戻す兆しを示している。
BMOキャピタル・マーケッツ(トロント)のシニアエコノミスト、プリシラ・ティアガモアティ氏は、「米国経済は驚くほど耐性がある」と述べた。
7月は0.1%増から0.4%減に下方修正された。
8月の耐久財受注額は前月比0.2%増。エコノミスト予想の0.5%減を上回った。7月は5.2%減から5.6%減に下方修正された。
機械の受注が0.5%増と堅調だったほか、電気機器、家電製品、部品の受注は1.1%増と急増した。コンピューター・電子製品の受注は0.3%増加。金属加工製品は0.5%増加した。
一方、一次金属の受注は0.6%減少した。輸送用機器の受注は民間航空機の予約が15.9%減少したことが響き、0.2%減少した。
自動車および部品の受注は0.3%増加した。
国内総生産(GDP)で設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は0.7%増加した。7月は0.3%減だった。非国防資本財の出荷は1.2%増加した。
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