• 2023/10/26 掲載

ヘッジファンドの生活必需品銘柄売買は欧米で逆方向=GS

ロイター

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
Carolina Mandl

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)が今週前半に発表した投資家向けリポートによると、ヘッジファンドによる生活必需品銘柄の売買スタンスが欧州と米国の株式市場でそれぞれ逆方向になっていることが分かった。今月に入って以降、欧州では買いを入れているものの、米国では減量薬が食生活に与える影響への懸念から売りを出している。

欧州でヘッジファンドは、イスラム組織ハマスとイスラエルの武力衝突に加え、景気の先行き不透明感から、ディフェンシブ投資戦略を強化する一環として、ポートフォリオに生活必需品銘柄を加えたという。

同リポートは「今月に入って以降、欧州市場では生活必需品セクターの買い越しが最も大きい」と指摘。必需品でない裁量消費関連の銘柄は景気の下振れの影響が大きくなりがちのため「売り越している」と分析した。

一方、米国市場では「必需品セクターは売り越しが最大だ。空売り(ショートセール)が信用買い(ロングバイ)を上回っている影響が大きい」という。減量や糖尿病治療で使われるGLP―1受容体作動薬の薬物群への需要増加が悪材料となり、必需品セクター投資への懸念が強まっているためという。

米国では治療薬「オゼンピック」や「ウゴービ」、「マンジャロ」などの処方が急激に増加している。この影響でスーパーからビールメーカーまで小売り業種の銘柄は売り圧力にさらされ、年初以来の米消費財セクターは約8%下落した。ただ、一部のヘッジファンドは、こうした新しい減量薬を巡る地合い変化を過剰反応と受け止めている。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます