- 2023/11/06 掲載
原油先物は上昇、サウジとロシアが自主減産継続
[シンガポール 6日 ロイター] - アジア時間の原油先物は上昇。サウジアラビアとロシアが自主的な追加減産を年末まで継続する方針を示し、供給逼迫が続くとの見方が強まった。投資家はイラン産原油に対する米制裁強化の可能性も警戒している。
0000GMT(日本時間午前9時)時点で北海ブレント先物は0.41ドル(0.5%)高の1バレル=85.30ドル、米WTI先物は0.54ドル(0.7%)高の81.05ドル。
サウジのエネルギー省関係者は日量100万バレルの自主減産を継続し、12月の生産量は日量約900万バレルになると確認。ロシア政府も原油・石油製品輸出の日量30万バレル削減を12月末まで継続すると発表した。
ANZのアナリストは「2週間の不安定な値動きの後、地政学情勢に関連したリスクプレミアムは完全に消滅した」とし、「市場の関心は需要見通しに移った」と述べた。
今週は中国の経済指標などに注目が集まる。
こうした中、米下院は3日、イラン産原油への制裁を強化する法案を可決した。成立すれば、イランが輸出した原油を処理する外国の港や製油所に制裁が科される。
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