- 2023/11/07 掲載
FRB、インフレ抑制へ「まだやるべきこと」=ミネアポリス連銀総裁
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は6日、インフレを抑制するために米連邦準備理事会(FRB)には、まだやるべきことが残っているという見解を示した。
FOXニュースのインタビューで「過去約2年間に大幅に金利を引き上げたが、経済は実際に底堅いことが判明しており、良いニュースだ」と指摘。
その上で「インフレ問題を完全に解決したわけではない。それを成し遂げるにはまだ仕事が残っている」と語った。
カシュカリ氏の発言は同氏が利上げ再開になお傾いていることを示唆している。FRBは先週開いた連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を5.25─5.5%に据え置く一方、追加利上げの選択肢を残した。
ただ物価上昇圧力が和らいでいることから市場では利上げ終了を見込む向きが多い。
カシュカリ氏はインフレ指標がこのところ良好で低下傾向にあるとし、歓迎する意向を示した。しかし「尚早な(インフレ)勝利宣言にはやや慎重だ」とも述べ、FRBの次の行動に関して判断するにはさらなるデータが必要と指摘した。
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