- 2023/11/09 掲載
2%目標へ「前進も、まだ距離」=植田日銀総裁、緩和維持の姿勢
日銀の植田和男総裁は9日、賃金の上昇を伴う形で目指している2%の物価目標の実現に向けて「前進しているが、まだ幾分か距離がある」と強調し、マイナス金利政策と長短金利操作を柱とする現行の金融緩和策を目標実現まで維持する方針を示した。英紙フィナンシャル・タイムズ主催のオンラインイベントで語った。
植田氏は目標実現までの距離について「極めて不透明だ。かなり短いかもしれないし、とても長いかもしれない」と指摘。「金融政策の正常化で何をすべきかを決めるには、あまりにも早過ぎる」と述べた。
【時事通信社】
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