豪オリジン筆頭株主、ブルックフィールドの買収提案を再度拒否

Lewis Jackson

［シドニー　１３日　ロイター］ - オーストラリア電力大手オリジン・エナジーの筆頭株主で豪最大の年金基金オーストラリアン・スーパーは１３日、カナダのブルックフィールド・アセット・マネジメントを中心とする企業連合が提案したオリジンの買収提案を再度拒否したことを明らかにした。

ブルックフィールドは提携先のＥＩＧとともにオリジンを１０５億ドルで買収することを提案。オーストラリアン・スーパーにも買収計画への参加を呼びかけていた。

オーストラリアン・スーパーは１１月２３日の株主総会で買収提案に反対する意向を再確認。「オリジンの長期的価値が依然として大幅に過小評価されている」と主張した。

オーストラリアン・フィナンシャル・レビュー紙は、オーストラリアン・スーパーがオリジンへの出資比率を１５％から１６．５％に引き上げたと報道。

ブルックフィールドは、オリジンを非上場化すれば、同社の脱炭素化が迅速に進むと主張している。