• 2023/12/07 掲載

NY市場サマリー(6日)米国株下落、ドル2週間ぶり高値、10年債利回り3カ月ぶり低水準

ロイター

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<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが2週間ぶりの高値を付けた。一方、欧州中央銀行(ECB)が早ければ3月にも利下げに踏み切るとの見方が強まり、ユーロは全面安となった。

市場は、米連邦準備理事会(FRB)の来年の利下げ幅を少なくとも125ベーシスポイント(bp)と見積もっているものの、他中銀の利下げ観測が強まる中、ドルは底堅く推移した。

ドル指数は0.19%高の104.16。ユーロは0.29%安の1.0764ドルだった。

トレーダーは、ECBが3月の理事会で利下げに踏み切る可能性は85%程度で、来年末までに150bp相当の利下げが実施されると予想している。

ユーロはまた、対ポンドでも3カ月ぶり安値、対円で5週間ぶりの安値、対スイス・フランでも6週間半ぶりの安値をつけた。

<債券> 米金融・債券市場では、10年国債利回りが3カ月ぶり低水準を付けた。オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した11月の全米雇用報告が予想を下回ったことを受け、8日に発表される11月の雇用統計も予想外に鈍化を示す可能性を織り込んだ。

ADPが発表した11月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10万3000人増。ロイターがまとめた予想の13万人増を下回った。

8日に発表される11月の雇用統計では、非農業部門の雇用者数は18万人増加すると予想されている。

一方、最近の利回り低下のペースは、短期的には価格調整が行き過ぎた可能性があることを示している。

INGの米州地域調査責任者、パドレイク・ガーベイ氏は「エコノミストの予想通りであれば、雇用統計は労働市場の後退がないことを意味する。それを前にして、非常に急速に利回りが低下したように見える。労働市場の後退がなければ米連邦準備理事会(FRB)が急ぐ必要はない」と指摘した。

<株式> 米国株式市場は下落して取引を終えた。労働市場減速の兆候を受けて米連邦準備理事会(FRB)が来年早期に利下げを開始する可能性があるとの見方が強まったものの、超大型株やエネルギー株の下落が重しとなった。

企業向け給与計算サービスのオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が6日発表した11月の全米雇用報告によると、民間部門雇用者数は10万3000人増と、ロイターがまとめた予想の13万人増を下回った。

前日発表された10月の雇用動態調査(JOLTS)でも求人件数が減少していたことから、労働市場の弱さが改めて示され、FRBの利上げが景気を冷やしているとの見方が強まった。

USバンク・ウェルス・マネジメントの資本市場調査責任者、ビル・メルツ氏は「雇用の伸び鈍化という全体的な道筋と一致しており、今のところ経済がなお順調なことから問題はない」とした上で、「この傾向が過度に長引き、大規模な雇用喪失につながれば懸念材料になる」と述べた。

8日に発表される11月の米雇用統計が労働市場について、より明確な手掛かりを提供する見通し。

原油価格が4%下落したことを受け、エネルギー株の下げが主要株価指数を圧迫した。

S&P総合500種の主要11セクターのうち、8セクターが下落。エネルギーや情報技術の下げが目立った。

マイクロソフトは1%、アマゾン・ドット・コムは1.6%、それぞれ下落。エヌビディアは2.3%安だった。

<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、軟調な米雇用関連指標の発表を受けた米金利やドル指数の低下を眺め、3営業日ぶりに反発した。

米民間雇用サービス会社ADPが朝方発表した11月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月から10万3000人増加。市場予想の13万人増加(ロイター調べ)を下回った。前日に米労働省が発表した10月の雇用動態調査(JOLTS)でも、求人数は2021年3月以来2年7カ月ぶりの少なさを記録していた。労働市場の軟化トレンドが改めて裏付けられたとして、この日の米債券市場では長期金利の指標である10年物の利回りが一時4.11%付近と約3カ月ぶりの水準に低下。また、外国為替市場ではドルが売られ、利子が付かず、割安感の生じた金の投資妙味が増す中で、相場はほぼ終日プラス圏で推移した。

ただ、週末8日に11月の米雇用統計の発表を控え、2050ドル付近で伸び悩む展開。足元の景気動向や金融政策の転換時期に対する市場の関心は強く、様子見姿勢も目立った。

<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場は、需要減退への懸念が浮上し、5営業日続落した。

米エネルギー情報局(EIA)が午前発表した1日までの1週間の石油在庫統計によると、原油在庫は前週比460万バレル減と市場予想(140万バレル減=ロイター調べ)を上回る取り崩しとなった。ただ、ガソリン在庫は540万バレル増と、積み増し幅は市場予想の100万バレル増を大幅に上回ったため、需給が緩むとの見方が広がり、原油は売りにさらされた。

エネルギー消費大国である米中の景気冷え込みが需要減退につながるとの懸念も相場を下押した。米商務省が発表した10月の貿易収支は2カ月連続で赤字幅が拡大。特に輸出の減少が、景気の鈍化につながると受け止められた。前日には米格付け大手ムーディーズ・インベスターズ・サービスが中国の信用格付け見通しを引き下げたと発表していた。

ドル/円 NY終値 147.31/147.34

始値 147.39

高値 147.47

安値 147.03

ユーロ/ドル NY終値 1.0762/1.0766

始値 1.0779

高値 1.0804

安値 1.0760

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 108*30.50 4.2204%

前営業日終値 107*13.50 4.3060%

17時05分 103*04.00 4.1135%

10年債(指標銘柄)

前営業日終値 102*21.00 4.1710%

5年債(指標銘柄) 17時05分 101*05.75 4.1105%

前営業日終値 101*01.75 4.1380%

2年債(指標銘柄) 17時05分 100*16.63 4.5971%

前営業日終値 100*17.88 4.5770%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 36054.43 -70.13 -0.19

前営業日終値 36124.56

ナスダック総合 14146.71 -83.20 -0.58

前営業日終値 14229.91

S&P総合500種 4549.34 -17.84 -0.39

前営業日終値 4567.18

COMEX金 2月限 2047.9 +11.6

前営業日終値 2036.3

COMEX銀 3月限 2422.8 ‐31.8

前営業日終値 2454.6

北海ブレント 2月限 74.30 ‐2.90

前営業日終値 77.20

米WTI先物 1月限 69.38 ‐2.94

前営業日終値 72.32

CRB商品指数 259.6572 ‐6.6590

前営業日終値 266.3162

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