- 2024/01/04 掲載
FRBのバランスシート圧縮、一部当局者が終了へ議論の用意
[ニューヨーク 3日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)が3日公表した2023年12月12─13日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、一部の当局者がバランスシート圧縮(量的引き締め=QT)の終了に向けて議論を開始する用意があることが分かった。
議事要旨によると、複数の当局者はFRBのバランスシート計画について、準備金の残高が十分と判断される水準をいくらか上回った時点で、圧縮ペースを減速させ、その後停止させることを示していると発言。
「これらの参加者は圧縮ペースを減速させる決定に至るかなり前に、そうした決定につながる技術的要因について議論を始め、一般に十分な事前通知を行うことが適切という考えを示した」という。
FRBはバランスシート全体の規模を月1000億ドル弱縮小させる取り組みで積極的な利上げを補完してきた。昨年12月27日時点でバランスシートの規模は7兆7640億ドルと1兆ドル強縮小した。
当局者は短期金利を十分に管理できる水準まで流動性を減らそうとしているが、これまでのところQT終了の時期や望ましい流動性水準についてほとんど指針を示していない。
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