- 2026/03/16 掲載
パウエル氏はFRBに理事として残る可能性、召喚状問題で弁護団が言及
[ワシントン 13日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長(73)に対する刑事捜査に関して召喚状が出された問題を巡り、弁護団が1月の司法省との話し合いの中で、捜査が継続されるならばバウエル氏は5月の議長退任後もFRBに理事としてとどまる可能性があると伝えた。13日に公表された意見陳述書で明らかになった。
ワシントンの連邦地裁判事は13日、パウエル氏への召喚状を「無効」とする判断を示した。
これに先立ち司法省の弁護士によると、パウエル氏の弁護団が1月29日、司法省のピロ連邦検事に対して「パウエル氏は自身が依然として捜査対象である場合、議長としての任期を満了しても理事会を去るつもりはないと考えている。またその逆(捜査打ち切りならFRBを去る)が真実とは言えないが、もし刑事捜査に直面しないならば、議長にとって状況の見え方は違ってくる。そうなれば議長は家族を重視した決断を自由に下せるようになる」と語ったという。
さらにパウエル氏の弁護団は、同氏に利下げを迫ってきたトランプ大統領に言及し、現状では上院において新たなFRB議長の承認を得るだけの十分な票を確保できていないとも指摘した。
パウエル氏は今のところ、自らの去就に関して明言していない。ただFRBに理事として残れば、7人の理事会における意思決定で鍵を握る「浮動票」を有する重要な存在になる可能性もある。
通常ならFRB議長は退任と同時に理事の職も辞するものの、トランプ政権下でFRBの独立性が脅かされていることなどから、パウエル氏がFRBに残るのではないかとの観測がくすぶっている。
パウエル氏の理事としての任期は2028年1月までだ。
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