• 2024/09/17 掲載

「活躍の場はここにある」=人材活用へダイバーシティー推進―ポーラ社長

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
いいね!でマイページに保存して見返すことができます。


化粧品大手ポーラ(東京)の及川美紀社長は16日までにインタビューに応じ、優秀な人材を活用するためにはダイバーシティーの推進や社員の意識改革が必要だとの認識を示した。「縁あって入社したからには長く勤めてほしい。活躍の場はここにあると言い続けたい」と訴え、男女問わず管理職に挑戦できるよう背中を押す考えだ。

ポーラは2029年までに女性管理職比率を50%に引き上げる目標を掲げる。同社は従業員比率も、新入社員の採用もほぼ男女半々であることを踏まえ、及川氏は「同じ実力の男女をどちらにも期待して育成すれば、50対50になってしかるべきだ」と話した。

出産後に復職する女性の支援については、人事部や直属の上司が面談を通じて復帰計画を作成するほか、会社側も在宅勤務しやすい環境づくりを進めている。及川氏は「男性社員には子どもが生まれても、早く帰らなくていいのかと誰も聞かない」と指摘。こうしたジェンダーバイアスをなくすため、全社員を対象にした男性育休の研修も行っている。

最近は就職先を選ぶ際に、ダイバーシティーやサステナビリティーの取り組みに注目する学生もいる。及川氏は「企業が可能性をどれだけ伸ばしてくれるかと学生から問われている」と強調した上で、「ダイバーシティーの取り組みは選ばれるための必須条件だろう」と語った。

自民党総裁選でも争点の一つとなっている選択的夫婦別姓制度に関しては、夫婦同姓を法律で義務付けている現行制度はビジネス上、多くの不都合を生じさせているという指摘がある。及川氏は「名前は(個々人の)歴史と経験を含んでいる」と述べ、本人の自由な選択が尊重されるべきだとの見方を示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕インタビューに応じるポーラの及川美紀社長=7月24日、東京都品川区

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

いいね!でマイページに保存して見返すことができます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます