- 2026/06/23 掲載
オープンAIがオープンソース欠陥修正に本腰、新プロジェクト「Patch the Planet」開始
このプロジェクトの中核を担うのが、防衛目的に特化して開発されたAIモデルのGPT-5.5-Cyberと、開発環境に統合される自律型セキュリティエンジニアツールのCodex Securityである。AIが自律的にテスト環境を構築して脆弱性をスキャンするが、検出されたバグ候補はすべてトレイル・オブ・ビッツのセキュリティエンジニアが手動で検証および重複排除を行う。その後、実用的な修正パッチを作成した上でプロジェクトの管理者に提供されるため、開発コミュニティは偽陽性のノイズに煩わされることなくコードの安全性を向上できる。
初期の集中検証には30以上のプロジェクトが参加を表明し、最初の1週間でPythonやGo、cURLなど19の重要プロジェクトに対する監査を実施した。この期間に発見したバグは数百件にも及ぶ。51件の課題を報告して64件のプルリクエストを提出し、すでに37件の修正パッチが本番コードへ適用されている。具体的な成果も大きい。OpenBSDカーネルに23年間潜んでいた欠陥を特定したほか、ChromeのV8エンジンでも5件のバグを発見した。FirefoxのWebAssemblyに存在した脆弱性については、国際的なハッキングコンテストの直前にAIが特定し、迅速なパッチ適用が行われた。
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