- 2025/04/17 掲載
FRB、関税見極めへ忍耐必要=カンザスシティー連銀総裁
シュミッド氏はダラス地区連銀のイベントで同連銀のローガン総裁とオンラインで対談。「われわれはやや忍耐強くなり、こうした状況がどう展開するかを見守る必要があると思う」と語った。
結局のところ、FRBは「二重の責務に影響を与える可能性のある混乱には前向きに対応する」とし、物価安定と雇用最大化という2つの責務に言及した。
FRBのパウエル議長は16日、金利を変更する前に経済の方向性に関するさらなるデータを待つ姿勢を示した。同時に、関税によってインフレが押し上げられる一方で、経済成長と雇用が弱まるという、FRBにとって難しい状況が生まれる可能性を示唆。FRBはどちらの対策を優先するべきか選択を迫られる恐れがあると警告した。
シュミッド氏とローガン氏は金利政策や、トランプ政権の貿易政策を受けた最近の市場変動について詳細な議論は行わなかった。
シュミッド氏はFRBが政治的独立性を維持する重要性について簡単に触れ、政策担当者が米国の金融・経済の安定のみを念頭に置いて金利を設定できるのはこの独立性のおかげだと述べた。
関連コンテンツ
PR
PR
PR