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- 2026/06/08 掲載
AnthropicからMythos級の「oceanus(オケアノス)」リーク。企業向け高額モデルか?
Mythos API転売でレッドチームテストが緊急停止も
AnthropicからMythos評価版プレビュー「oceanus」の情報がリーク
米Anthropic社内で厳重に管理されていた次世代フロンティアモデルの評価用チェックポイント「claude-oceanus-v1-p」が、同社のClaude Console内部および非公式のAPIプロキシサービスを通じて外部に流出した。報道各社およびセキュリティ機関の確認によると、流出の発端は2026年6月3日である。同社はリリース前のセキュリティ脆弱性評価を目的としたレッドチームテストを開始していたが、アクセス権を付与されたテスターの一部が本来の検証作業を行わず、その特権をパッケージ化して海外のプロキシサービス事業者へ高額で転売した。未知のモデル識別子に対する異常なAPIトラフィックが相次いで検知されたため、同社は調査の完了を待たず、レッドチームの広範なアクセスを直ちに凍結する措置をとった。
モデル名末尾の「-p」は、同モデルが評価用のプレビュー候補であることを示している。「Oceanus」は、高度な推論、長期間の自律的なコーディング、サイバーセキュリティ分野に特化した「Claude Mythos」ファミリーの次期バージョンに該当するとみられる。Anthropicはこれまで、AIの兵器転用やサイバー攻撃への悪用リスクを危惧し、Mythosの一般公開を厳格に制限してきた。
同年4月から展開された「Project Glasswing」では、重要インフラを担う約150社に限定してプレビュー版を提供し、初期稼働段階で1万件以上の重大なゼロデイ脆弱性を特定した実績がある。今回の事態は、同社が一般公開を控えてきたモデルに対するアクセス権が内部関係者の手によって意図せず拡散したことを意味し、最先端AIモデルの管理体制に関する新たな課題を浮き彫りにした。
プロキシサービスを介したアクセス権の流通により、「Oceanus」の具体的な価格体系と技術的パフォーマンスも判明した。流出したAPI価格は、100万入力トークンあたり16ドル、100万出力トークンあたり80ドルである。これは同社の現行最上位モデル「Claude Opus」を大幅に上回る高額設定である。
海外の開発者フォーラムや金融メディアの分析では、この特異な価格設定を根拠に、Anthropicが一般消費者向けの市場を迂回し、資本力のあるフォーチュン500などの大規模エンタープライズ市場に向けた展開に注力しているとの見方が広がっている。また、市場関係者の間では同社の経営動向も注視されている。
Claudeの次期モデル「oceanus」の実力とは?
流出した「claude-oceanus-v1-p」を含むMythosクラスのモデルは、単なる対話型AIの枠を超え、自律的な推論、コーディング、サイバーセキュリティ分析に特化した能力を備えている。最大の特徴は、従来の直感的な単語予測(System 1)から、モンテカルロ木探索(MCTS)とプロセス報酬モデル(PRM)を組み合わせた熟考型推論(System 2)への移行である。このMCTSとPRMを組み合わせたアーキテクチャにより、ユーザーの画面に1トークンを出力する裏で、最適な思考経路を探るためにバックグラウンドで数百のトークンを消費している。
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