- 2025/04/30 掲載
小売業販売3月は3.1%増、食品値上げ寄与 訪日客向け減で百貨店マイナス
Yoshifumi Takemoto
[東京 30日 ロイター] - 経済産業省が30日に発表した3月の商業動態統計速報によると、小売業販売額(全店ベース)は前年比3.1%増の14兆0630億円だった。値上げにより飲食料品の増額が寄与しスーパーの販売などが好調だった。
ロイターの事前予測調査では3.5%増が予想されていたが、これを下回った。
業種別の前年比では、織物・衣服が7.6%増、機械器具6.7%増、その他小売業4.1%増、医薬品・化粧品3.7%増と大きく伸びた。飲食料品も1.9%増え、燃料が1.8%、自動車1.5%、それぞれ増加。
寄与度別では飲食料品と機械器具の押し上げが大きく「食品価格上昇やiPhone16などスマートホンなどの販売が増えた」(経産省)。
業態別の前年比は、ドラッグストアが7.4%増、スーパーが5.3%増、家電大型専門店5.3%増、コンビニエンスストア4.1%増、ホームセンター0.9%増。一方、百貨店は「寒暖差が大きく衣類などが不振だったほか、訪日観光客(インバウンド)向けが減少」(同)し3.2%減だった。
*経産省の発表資料は以下のURLでご覧になれます。http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html [http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/syoudou/index.html]
※小売業販売額に関連する過去の記事は[JPRSLS=ECI]をダブルクリックしてご覧下さい。
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