- 2025/05/02 掲載
トランプ氏一族企業のステーブルコイン、アブダビMGXがバイナンス出資に利用
トランプ政権の中東担当特使スティーブ・ウィットコフ氏の息子であるザック氏は「MGXによるバイナンスへの出資取引の決済に利用されるステーブルコインとしてUSD1が選ばれたと発表することに興奮している」と語った。
ステーブルコインは米国債やドルなどの資産を裏付けとしてドルと価値を連動させるよう設計されたデジタル通貨。WLFは3月にUSD1の発行を表明していた。
コインマーケットキャップのデータによると、4月30日時点で流通しているUSD1の時価総額は約21億ドルで、取引が急拡大しつつあるステーブルコインの1つになっている。ただ主要な保有者はまだ明らかにされていない。
USD1はバイナンスのブロックチェーン技術に基づいて発行されており、今回の発表からはWLFとバイナンスの関係が深まっている様子がうかがえる。
米野党民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は、WLFの動きや、与党共和党が支配する議会がトランプ氏と一族の利益を得やすくなるようなステーブルコイン関連法案の成立を目指していることを強く批判している。
PR
PR
PR