- 2025/05/07 掲載
マツダ、アラバマ工場で米国向け増産 関税でカナダ向け一時停止
マツダの広報は「カナダ向けの生産は5月12日から停止するが、米国向けを増産することで工場全体の操業への影響はない」と述べた。一部メディアが報じた米国向け「1割増産」という割合は公表したものではなく、否定した。
アラバマの工場はトヨタ自動車との共同出資で運営しており、それぞれ15万台ずつの生産能力を持つ。マツダは現在、同工場でスポーツ多目的車(SUV)「CX━50」のみを生産し、8割が米国向け、2割はカナダやメキシコなどへの輸出用となっている。輸出の仕向け地別台数は公表していない。
2024年のカナダの販売台数全体は約7万2000台で、このうちCX━50は約15%を占めた。
カナダ向けCX━50の生産停止を巡っては、マツダが4月18日に公表。停止期間は非公表で、カナダ向け以外のCX━50の生産は続けるとしていた。
マツダの広報は「中長期的に(生産を)止めるわけではない。市場動向を見ながら柔軟に対応する」と説明。カナダには在庫もあり当面の間、販売には「影響しない」としていた。
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