• 2025/05/20 掲載

EUがロシア原油上限50ドル案、カナダG7で提起へ

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ブリュッセル 19日 ロイター] - 欧州連合(EU)は、20―22日にカナダで開かれる主要7カ国(G7)財務相・中央銀行総裁会議で、海上輸送されるロシア産原油の取引価格上限を現行の1バレル=60ドルから引き下げるよう提起する方針を固めた。50ドル案が有力だ。

欧州委員会のドムブロフスキス上級副委員長(経済担当)が19日、記者団に「引き下げは対ロ第18次制裁の枠組みの一環として欧州委員会が提起済みの内容であり、他のG7諸国も一定の関心を示し、議論が交わされると期待している」と述べた。

記者団から今回のG7でEUが引き下げ提案をするかと問われた際には「そうだ」と答えた。

上級副委員長は新規の価格上限について言及を避けた。ただ、方針概要の説明を受けたEUの複数の高官が50ドルを提案する見通しだと明らかにした。

現在の価格上限は2022年12月にG7とEU、オーストラリアの間で合意した60ドル。ウクライナ侵攻を続けるロシアの戦費調達に打撃を与えると同時に世界的に原油の供給急減をもたらさないように勘案された水準だった。

ただ、ロシアは「影の艦隊」と呼ばれるタンカー船団を活用し、ロシア産油種「ウラル」はこれまで総じて60ドル超の水準で取引された。最近は、第2次トランプ米政権の高関税政策発表を受け、世界的な景気の先行き不安が広がって4月初めに60ドルを下回った。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます