- 2025/05/26 掲載
中国・広州汽車、ブラジルでEV発売 来年の工場着工も視野
発売するのは輸入車だが、ブラジル市場で広く受け入れられれば、2026年終盤には同国で工場建設に着手できるとの見通しも示した。
GACは昨年、ブラジルに向こう5年にわたり60億レアル(10億6000万ドル)を投資する計画を発表していた。
海外事業を率いる魏海剛社長によると、販売台数は5年間で10万台に達すると見込んでいる。魏氏はインタビューで「ブラジルは巨大な国であり、当社にとって非常に重要だ」と述べ、長期的に取り組む姿勢を示した。
同氏は、トランプ米大統領の通商政策と関税措置によって引き起こされた米中貿易戦争などの「外部の影響」は同社のブラジル事業計画の重荷にはなっていないと指摘、戦略はブラジルと中国の二国間関係を念頭に策定したと説明した。
ブラジルではEVの販売が加速しており、近年は中国同業の比亜迪(BYD)、奇瑞汽車、長城汽車(GWM)なども進出している。
ブラジル自動車販売業者連盟によると、EVは同国市場で急成長するセグメントで、今年1─4月の販売台数は前年同期比37.4%増の7万0450台となった。
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