- 2025/05/26 掲載
USスチール買収、財務負荷増せば日鉄の信用力に大きな負担=S&P
[東京 26日 ロイター] - S&Pグローバル・レーティングは26日、日本製鉄による米USスチールの買収が実現すれば、日鉄の信用力には大きな負担になるとの見方を示した。S&Pの従来想定の買収資金141億ドル(約2兆円)に加え、「一部で報道されている140億ドル規模の追加投資をUSスチールに行えば、同社の財務負荷が大きく増す」と指摘する。
従来は買収が進展、かつ負債を中心に資金調達がなされた場合、クレジット・ウォッチ解除時に同社の格付け(BBB+)を1─2ノッチ(段階)引き下げるとしてきたが、追加の巨額投資で短期間に大きな財務負担を負うことが確実になれば、2ノッチにはとどまらない可能性があるとした。
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