- 2025/05/27 掲載
国際決済銀行、各政府に債務増抑制求める 総支配人が東京で講演
世界金融危機後に金利が低く抑えられたために大幅な財政赤字や高水準の債務でも持続可能と思われ、財政当局は歳出削減や増税といった厳しい選択をせずに済んだと指摘。「しかし、超低金利の時代は終わった。財政当局のコミットメントに対する国民の信頼が揺らぎ始める前に国内の整理をするには限られた時間しかない」と述べた。
「市場はすでに、いくつかの道は持続可能ではないという事実に目覚めている」と語り、金融市場は大きな不均衡を前に突然不安定化する可能性があると警告。「だからこそ、多くの国で財政再建を今すぐ始める必要がある」と強調した。
米国、日本、欧州ではこのところ債券利回りが着実に上昇。各政府が債務を増やして支出を拡大するとの市場見通しが一因となっている。
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