- 2025/05/27 掲載
原油先物は軟調、OPECプラス増産の可能性に注目
[27日 ロイター] - 27日の原油先物価格は軟調。市場関係者は今週の石油輸出国機構(OPEC)プラスの会合で増産が決まる可能性を意識している。
0022GMT(日本時間午前9時22分)現在、北海ブレント先物は0.12ドル(0.19%)安の1バレル=64.62ドル。米原油先物は0.15ドル(0.24%)安の61.38ドル。
複数の関係筋が26日にロイターに明らかにしたところによると、OPECプラス参加国のうち、追加の自主減産を表明している8カ国は予定より1日早い5月31日に会合を開催する。この会合では7月の生産量が最終決定される可能性が高く、関係筋が以前明らかにしたところによると、決定には日量41万1000バレルの増産が含まれる見通し。
ただ、トランプ米大統領が欧州連合(EU)との通商交渉の期限を延長したことを受けて、燃料需要減少に対する懸念が一時的に和らいでおり、下げ幅は限定的となっている。
イランのペゼシュキアン大統領は26日、同国の核問題を巡る米国との交渉が妥結しなかったとしても、生き残ることは可能だと述べた。
核協議が決裂した場合、対イラン制裁の継続でイランからの原油供給が制限され、原油価格の支援要因となる可能性がある。
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