- 2025/05/27 掲載
午前のドルは142円前半で上値重い、一時1カ月ぶり安値
ドルは朝方の142円後半から前半へじり安となった。仲値にかけて実需や月末取引に絡むドル売りが先行したもようで、午前10時過ぎに1カ月ぶり安値をつけたが、昼には142円半ばへ値を戻した。
市場では、米国内で販売されるアップルの「iPhone」が国内で製造されていない場合にアップルが25%の関税を支払う必要があるとのトランプ米大統領の意向や、米財政問題への懸念などがドル安圧力につながっているとの指摘が聞かれた。
「トランプ氏の言動により、世界の投資家のドル離れを引き起こすとの懸念が強まっている。主要貿易相手国との通商協議が終了するまで、ドルを安心して買いにくい展開が続くのではないか」(みずほ証券チーフ為替ストラテジストの?本雅?氏)との見方が出ていた。
ドル/円が1カ月ぶり安値を更新したことで、テクニカル的な下振れリスクの高まりに関心を寄せる声も聞かれた。「最近の下値めどだった142円台を明確に割り込むと、4月安値の139円台が視野に入ってくる」(FX会社アナリスト)という。
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