- 2025/05/27 掲載
午前の日経平均は反落、手掛かり材料難 模様眺めで薄商い
前日の米国株式市場が休場で相場の方向感がつかみにくい中、ドル安/円高に対する警戒が強く、新規の買いが入りにくくなっているという。一方、配当金の再投資など需給面でのプラス材料が株価の下支えになってくるとみられ、上下ともに動きにくいとの見方もある。
環境面では、28日のエヌビディアの決算発表を前にハイテク株が手掛けにくく、自動車株に関しても次回の日米関税交渉を控え、積極的な買いは入りにくいとの声も聞かれる。国内では、骨太の方針の骨子案が示される一方、備蓄米の随意契約による放出などの材料もあるが、相場全体へのインパクトは乏しい。
市場では「エヌビディアの決算発表、第4回となる日米関税交渉などを控え、新たな材料が見当たらない。商いがどこまで細るかということが一番の話題になっている」(岡地証券・投資情報室長の森裕恭氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.03%高の2752.87ポイントで午前の取引を終了。東証プライム市場の売買代金は1兆5039億5000万円だった。
東証33業種では、値上がりは繊維製品、その他製品、ガラス・土石製品など20業種、値下がりは鉄鋼、電気・ガス業、石油・石炭製品など13業種だった。
個別では、トヨタ自動車、ファーストリテイリング、東京エレクトロンがさえない一方、ソニーグループが堅調となり、ソフトバンクグループも小幅高だった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが955銘柄(58%)、値下がりは591銘柄(36%)、変わらずは84銘柄(5%)だった。
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