- 2025/05/29 掲載
NY市場サマリー(28日)ダウ244ドル安、ドル上昇・利回り上昇幅縮小
<債券> 5年債入札の結果を受けて利回りが上昇幅を縮小した。この日実施された700億ドルの5年債入札は堅調な需要を集め、財政持続性を巡る懸念やドル資産からの資金流出の不安を緩和した。 同入札では外国中央銀行などを含む間接入札者の落札比率が78.4%となった。これについて、DRWトレーディング(シカゴ)のストラテジスト、ルー・ブライアン氏は「記録的な高水準」だと評価。「債券に対する海外勢の強い関心を示唆している」と述べた。 午後の取引で指標となる10年国債利回りは4.3ベーシスポイント(bp)上昇。一時は4.501%まで上昇したが、5年債入札後に上げ幅を縮小した。 30年債利回りは3.1bp上昇の4.970%。 2年債利回りは4.3bp上昇の3.992%となった。
<株式> 連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を消化する中、反落して取引を終了。終盤にかけて半導体設計会社が下落した。 半導体大手エヌビディアは引け後に発表した第1・四半期決算で売上高が市場予想を上回り、株価は時間外取引で5%上昇した。ただ、第2・四半期の売上高見通しは市場予想を下回った。通常取引は0.5%安で終えた。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は28日、関係筋の話として、トランプ政権が半導体設計ソフトを提供する米企業に対し、中国企業に対するサービス提供を停止するよう命じたと報道。これを受け、ケイデンス・デザイン・システムズとシノプシスの株価が取引終盤に下落した。ケイデンスは10.7%の大幅安となった。
28日公表された5月6─7日のFOMC議事要旨では、当局者らが今後数カ月でインフレと雇用悪化という「難しいトレードオフ」に直面する可能性があると認識していたことが分かった。
<金先物> この日午後に米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨の公表や週後半に米主要経済指標の発表を控えて持ち高調整の動きが中心となる中を、続落した。中心限月6月物の清算値(終値に相当)は前日比5.50ドル(0.17%)安の1オンス=3294.90ドル。
<米原油先物> 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」が現行の産油政策の維持を決定したことを背景に買いが優勢となり、反発した。米国産標準油種WTIの中心限月7月物は前日清算値(終値に相当)比0.95ドル(1.56%)高の1バレル=61.84ドル。8月物は0.87ドル高の61.20ドルだった。
ドル/円 NY終値 144.82/144.
85
始値 144.25
高値 145.07
安値 144.20
ユーロ/ドル NY終値 1.1292/1.12
94
始値 1.1325
高値 1.1328
安値 1.1284
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 96*17.5 4.9727
0 %
前営業日終値 97*01.5 4.9400
0 %
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*06.5 4.4753
0 %
前営業日終値 98*17.0 4.4340
0 %
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*05.5 4.0618
0 %
前営業日終値 99*11.0 4.0230
0 %
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*24.8 3.9922
8 %
前営業日終値 99*27.2 3.9490
5 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42098.70 -244.95 -0.58
前営業日終値 42343.65
ナスダック総合 19100.94 -98.23 -0.51
前営業日終値 19199.16
S&P総合500種 5888.55 -32.99 -0.56
前営業日終値 5921.54
COMEX金 6月限 3294.9 ‐5.5
前営業日終値 3300.4
COMEX銀 7月限 3316.0 ‐15.1
前営業日終値 3331.1
北海ブレント 7月限 64.90 +0.81
前営業日終値 64.09
米WTI先物 7月限 61.84 +0.95
前営業日終値 60.89
CRB商品指数 293.2622 ‐1.4888
前営業日終値 294.7510
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