- 2025/05/29 掲載
仏LVMH、高級品に2─3%の値上げ余地=幹部
ステファン・ビアンキ最高経営責任者(CEO)代理はフランス議会の公聴会で、関税が課された場合の影響を打ち消す能力についての質問に、「年間2─3%の値上げは可能だ」と回答した。ビアンキ氏は高級宝飾品を例に挙げ、同社の最も高価な製品の購入者はその程度の値上げを吸収できると考えるが、それは価格の弾力性が無限であるということではないと説明した。
セシル・サバニ最高財務責任者(CFO)は、もっと安い美容製品やコニャックの価格引き上げはより複雑で、「値上げの余力はない」と指摘した。
同社幹部らは、中国消費者がこの3カ月旅行や支出を減らしていることを認識しているが、同国への投資は継続する方針を明らかにした。
ビアンキ氏は米国の需要については、持ち直しの兆しを見せているものの、関税の可能性を巡る欧州連合(EU)との貿易摩擦が解消されない限り、厳しい状況が続くとの見解を表明した。
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