- 2025/05/29 掲載
午前のドルは146円前半へ急上昇、米関税差し止めで2週ぶり高値
裁判所の決定が伝わった午前8時頃、144円後半を推移していたドルに買いが急速に集まり始め、午前10時頃には146.29円まで大きく上昇。5月15日以来、2週間ぶり高値を更新した。
ドルはその後、急上昇の反動もあって上値で戻り売りに押され、145円後半から146円前半をしばらく行き来する展開が続いた。トランプ政権は決定を不服として、すぐに控訴した。
市場では、今後の控訴審の行方に大きな関心が寄せられている。「現時点では状況を見通せず上値は攻め切れていないが、裁判所の主張が認められれば、ドルは『解放の日』以前の148円付近へ戻る可能性がある。まずは米市場の反応を見たい」(トレイダーズ証券市場部長の井口喜雄氏)との声が聞かれた。
ドル/円やアジア株などの急速な上昇を受けて、午前の取引では円が広範に下落した。豪ドルは92円後半から93円後半へ、カナダドルも104円半ばから105円半ばへ上昇した。
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