- 2025/05/29 掲載
消費者態度指数5月は1.6ポイント上昇の32.8、6カ月ぶり改善=内閣府
[東京 29日 ロイター] - 内閣府が29日に発表した5月消費動向調査によると、消費者態度指数(2人以上の世帯・季節調整値)は、前月から1.6ポイント上昇し、32.8となった。改善は昨年11月以来、6カ月ぶり。内閣府では米中関税合意などのニュースが一定の影響を与えた可能性があると推察している。
もっとも3カ月移動平均ベースでは前月比マイナス傾向が継続しているため、内閣府は消費者態度指数の基調判断を「弱含んでいる」に据え置いた。 消費者態度指数を構成する4つの指標すべてが前月比で改善した。各指標の前月比の内訳は、「暮らし向き」が2.9ポイント、「雇用環境」が1.6ポイント、「耐久消費財の買い時判断」が1.2ポイント、「収入の増え方」が0.8ポイント改善した。 1年後の物価見通しは回答者の93.6%が「上昇する」と回答し、前月の93.2%から0.4ポイント増えた。物価が5%以上上昇するとの回答比率は4月の60.0%から55.5%に低下する一方、5%未満、との回答比率が増加した。
5%以上の物価上昇見通し割合が減少した背景として、ガソリンや生鮮野菜価格の下落、調査日直前のコメ価格低下などが影響したと内閣府は推察している。
*内閣府の発表資料は以下のURLでご覧になれます。https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html [https://www.esri.cao.go.jp/jp/stat/shouhi/shouhi.html]
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