- 2025/05/29 掲載
英食料品価格、5月は1年3カ月ぶり高水準 消費に一段圧力=調査会社
[ロンドン 28日 ロイター] - 調査会社カンターが28日発表したデータによると、英国の食料品価格上昇率は18日までの4週間で4.1%に上昇し、昨年2月以来の高水準となった。家計支出増に直面している消費者への圧力がさらに高まっている。
先月の上昇率は3.8%だった。数字はスーパーマーケットの給与税引き上げと、4月に施行された全国最低賃金の引き上げによる影響を反映している。
業界調査会社「食品流通研究所」は、今年の食品価格上昇率が5%近くに達する可能性があると予想している。
一方、4週間の食料品売上高は前年比4.4%増加した。
カンターの小売・消費者インサイト責任者であるフレイザー・マッケビット氏は「家計はしばらく前から予算やりくりのため購買習慣を調整してきたが、インフレ率が3─4%を超えると一般に、人々が財布への影響をより強く認識し、行動に変化が出てくる」と述べた。
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